楽天モバイルの端末を子供に持たせる場合、いろいろ心配が出てくるかもしれません。
見て欲しくないサイトを子供が見てしまったり、長時間スマホをいじっていて勉強しなくなったりなど。
様々な悩みから、子供の視聴制限をかけるiフィルターという機能があります。
このオプション機能を使えば、子供の視聴制限をすることが可能ですが、果たしてそのような機能が必要なのか解説していきます。
子供の楽天モバイルに閲覧制限をするiフィルター機能は必要ない
子供がアダルトサイトを見たらどうしよう
子供がYouTubeばかり見ていて、外で遊ばなくなったらどうしよう
子供が好き勝手課金してしまい、お金がかかったらどうしよう
そのような不安を感じる方がいらっしゃるかもしれません。
楽天モバイルでは、そのような不安を解消してくれる閲覧制限に関する有料オプションがあります。
それがiフィルターという機能です。
しかし、子供の楽天モバイル端末に閲覧制限をするiフィルター機能は、必要ありません。
必要ないとする理由は、以下の通りです。
- 自由な意思を尊重することが子供に良い影響
- 犯罪などに繋がる悪質なサイト・アプリに興味を持たないように育てることが優先
- 課金については、別の方法で回避
- 全てのサイト・アプリを見れなくするのは困難
- 指定のサイトだけ見られる設定にするのは、子供の可能性を奪っている
- アダルトなコンテンツを見させたくないというのは、大人のエゴ
順に説明していきます。
自由な意思を尊重することが子供に良い影響
子供に楽天モバイルの端末を持たせた場合、自由を与えるかということが実は大切であります。
もちろん子供の判断能力がまだ未発達であるため、大人が教えてあげる必要があります。
しかし視聴制限をかけてしまうと、子供が自分の世界を広げていく可能性を奪ってしまうのです。
子供が、もし悪いサイトや動画に出会ったとしても、そこで何か感じることがあるはずです。
親子関係がうまくいっていれば、自分に話す事もあるでしょう。そういった時に、しっかりと教えを伝えてあげれば良いのです。
そして判断基準というのは、大人の基準よりも子供の基準の方が純粋で正しい可能性があります。
例えば、子供が自由にインターネット上のコンテンツに触れることで、大人が予想もしなかったような仕事を生み出すかもしれません。
子供には、常に人に迷惑がかからず、良いことをするという教えさえ伝えていれば、自由にしてさせてあげたほうが成長していくのです。
犯罪などに繋がる悪質なサイト・アプリに興味を持たないように育てることが優先
犯罪などにつながるような悪質なサイトやアプリにアクセスしたとして、問題が起きるのはその子供がどのように受け取るかということです。
基本的にしっかり育っていれば、悪質なサイトやアプリに触れたとしても、それ以上踏み込む事はしなくなるでしょう。問題になるのはそのような、サイトやアプリに影響を受ける場合です。
それは、もともとその子供の教育がしっかりと行き届いておらず、どのようなものに触れたとしても、いずれ表に出てくるという可能性の方が高いです。
つまり悪質なサイトやアプリにアクセスしないように努める前に、良くないものに興味を持たないように育てることの方が優先なのです。
課金については、別の方法で回避
課金については、子供にしっかりと教育し、必要なら親に言うということを教えます。そして、勝手に課金したら、スマホを没収するなどのルールを伝えるといいでしょう。
どうしても制限したい場合は、Androidであれば、グーグルが提供しているファミリーリンクというフィルターがあります。
ファミリーリンクで、課金できないようにできます。
しかも、ファミリーリンクは、1円で使えます。
全てのサイト・アプリを見れなくするのは困難
世界中には無数のインターネットサイトやアプリがあります。大人が把握しているジャンルのサイトやアプリをシャットアウトしたとしても、子供は他に把握していないサイトやアプリにアクセスすることの方が多いでしょう。
つまりすべてのサイトアプリを見れなくするのは、困難なのです。
+指定のサイトだけ見られる設定にするのは、子供の可能性を奪っている
では楽天モバイルのiフィルターに搭載されている、「特定のサイトのみを閲覧可能にする」という機能を使ったらどうでしょうか。
もちろん特定のサイトのみ閲覧可能にすれば、大人の不安はなくなるかもしれません。
しかし子供が持っている新しい可能性を奪うことにもなります。
新しいものに触れ、新しい可能性を子供が見つけることの方が、大きな意味があるのではないでしょうか
アダルトなコンテンツを見させたくないというのは、大人のエゴ
また多くの保護者の方は、子供にアダルトサイトを見せたくないと思うかもしれません。
アダルトサイトの中には、暴力的なものもありそういったものはよくありませんが、コンテンツ自体は必ずしも悪いものではありません。
アダルトな内容というのは、子供を作るために必要なものでもあり、良いものでもあります。
アダルトなものに、子供が興味を持つのは自然なことです。
大人が見て良くて子供が見てはいけないというのは、私たちのエゴかもしれません。
楽天モバイルのiフィルターの機能
しかしそれでも楽天モバイルのiフィルターに興味がある方いらっしゃるかもしれません。
そこで楽天モバイルのiフィルターに関する機能を紹介していきます。機能は、以下の通りです。
- Webフィルタリング
- 利用時間制限
- 課金アプリにアクセスしたときに通知
- 見守り機能
- 位置情報履歴
順に説明します。
Webフィルタリング
楽天モバイルのiフィルターにより、Webフィルタリングが可能です。
このWebページフィルタリングにより好ましくないウェブサイトをシャットアウトすることが可能なのです。
Webフィルタリングでは、年齢にあったフィルタリングを簡単に設定できたり、カテゴリを選択するだけで細かな設定が可能。
また、必要なサイトだけ見せることも可能になっています。
利用時間制限
楽天モバイルiフィルターにより利用時間の制限が可能です。
Android端末ではi-フィルター専用ブラウザの時間制限だけでなく、スマホやタブレット等の利用時間制限が可能です。
iOSでは、i-フィルター専用ブラウザの利用時間制限のみ可能となっています。
利用時間の設定は時間設定が可能なだけでなく、その他にも1日のトータル利用時間を設定することもできます。子供の状況に合わせて、利用できる時間と制限したい時間を設定することが可能。
課金アプリにアクセスしたとき通知
楽天モバイルiフィルターの機能により、アプリ内で課金が発生するアプリを起動したときに、スマートデバイスの利用者に通知することが可能です。
ただし、Android端末のみ利用できます。
見守り機能
子供の見守り機能もあります。
ブロックしたサイトだけでなく、子供が閲覧したサイトや検索した単語の確認も可能です。
そしてフィルタリングの強度を、変更することができます。
そして1日1回、利用状況をメールで受け取りができるようになっています。
位置情報履歴
子供のスマートデバイスの位置情報履歴を表示可能です。子供が、通学中にどこに寄っているかなどが分かるようになります。
【まとめ】課金設定だけしたいからと子供の楽天モバイル端末にiフィルターを導入するのは逆効果
親御さんの中には、課金設定だけしたいので、子供の楽天モバイル端末にiフィルターを導入したいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
課金設定自体は、問題ないのです。しかし、子供がその他の監視をされているのではないかと感じてしまいます。
子供に自由にさせるという意識を持たせる事は、とても大事なことです。
それよりも課金に関しては、お金の大切さや自分で支払うことの大切さなどを、教育していく方が大事だと思います。
楽天モバイルのiフィルターが必要ない理由は、以下の通りです。
- 自由な意思を尊重することが子供に良い影響
- 犯罪などに繋がる悪質なサイト・アプリに興味を持たないように育てることが優先
- 課金については、別の方法で回避
- 全てのサイト・アプリを見れなくするのは困難
- 指定のサイトだけ見られる設定にするのは、子供の可能性を奪っている
- アダルトなコンテンツを見させたくないというのは、大人のエゴ
毎月330円という安い価格ではありますが、その分、子供のお菓子を買ってあげればいいと思います。
楽天モバイルを実際に使った感想は、こちらです。
コメント