様々な格安SIMでの通話料の比較について、紹介します。
モバイル通信は、ほとんど使わないけど通話し放題をしたい人にとっての通話料の比較や、5分、10分までかけ放題の通話料の比較をします。
また特定の人と長時間通話することが多い方向けのスマホや、月70分まで通話する方へおすすめのスマホについて紹介します。
通話料金だけでなく、3種類の通話方式と通話品質の説明をし、通話品質からスマホを選ぶということも紹介していきます。
通話かけ放題無料という楽天モバイルを実際に使った私の感想も紹介します。
通話料の比較に関して興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
通信をほとんど使わないけど通話し放題の通話料比較
通信をほとんど使わないけど、通話し放題したいという方向け(基本料金+通話し放題料金の安いスマホ)の通話料比較は、以下のようになっています。
キャリア名 | かけ放題料金 | かけ放題+プラン料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | 0円 | 1,078円 |
povo | 1,650円 | 1,650円 |
OCN モバイル ONE | 1,430円 | 1,980円 |
IIJmio | 1,400円 | 2,258円 |
イオンモバイル | 1,650円 | 2,453円 |
y.u.mobile | 1,400円 | 2,470円 |
通話し放題+プラン料金の安い順に紹介します。
楽天モバイル
楽天モバイル は、通話し放題に関する料金は無料です。2022年7月1日から新しい料金プランになり、一番基本料金の少ない場合が、3GBまでで1,078円です。
通話し放題のスマホの中では最も価格が安いものになります。
楽天モバイルは、Rakuten Linkというアプリを使って通話した場合で、通常の通話アプリを使うと通話料がかかります。
Rakuten Linkの通話品質は、一般的に、通常のスマホの通話品質に比べて悪くなることがあります。詳しくは、最後にわたしの使っている感想を紹介します。
povo
基本料金無料のpovoは、通話かけ放題というトッピングをすれば1,650円で通話料が無料になります。
その他のギガに関してもオプションでトッピングするというシステムになっています。
Wi-Fi接続し、モバイル回線を使わないのであれば、1,650円で 通話かけ放題という状態が作れます。
楽天モバイルとは違い、専用アプリを使わずに通常のアプリから利用できるので、通話品質は良いです。
そして通信回線もauのサブブランドなので、速度が安定しています。
OCNモバイルONE
OCN モバイル ONE は500 MBとかけ放題のオプションで月額1,980円で通話無料になります。
OCNモバイルONEは500MB以外にも1GB、3GB、6GBとそれぞれの使う量に応じて、月額基本料金を選べます。
細かいステップとなっているので、自分に合った料金プランを選ぶことが、特徴です。
OCNモバイルONEは、専用のアプリではなくデフォルトのアプリで、利用できるので便利に使えます。
そして、OCNモバイルONEは、端末セールで安く購入できるという特徴があります。
IIJmio
IIjmioは、1,400円のかけ放題オプションと2GB月額850円を合わせて、2,250円で利用できます。
IIjmioは、4GBも月額990円と安い価格なのが特徴です。
IIjmioのかけ放題は、みんふぉんダイアルアプリを利用して通話できます。IIjimioは、様々なキャンペーンをしているため、狙って契約するといいでしょう。
IIJmioに乗り換えるときの流れについても紹介されています。
家族でお得に使いたい場合や、複数の端末をお得に使いたい場合、データ量をたくさん使いたい場合、データ量はあまり使わなく安くしたいときなどです。
y.u mobile
y.u mobileは、1,400円でかけ放題できるオプションがあります。一番安い5GBの1,070円と合わせて2,470円で利用できます。
かけ放題の利用は、専用のアプリから通話することでオプションが適用されます。
y,u mobileは、ギガの永久繰越が可能という特徴があります。
通常のキャリアでは、ギガは翌月までですが、y,u mobileは永久に繰り越せるというメリットがあります。
ただし、ストック上限は100GBまでとなっています。
また、年間最大3万円までの端末修理費用保険が付いているので安心です。
5分、10分までかけ放題の通話料比較
短時間(5分、10分)のかけ放題オプションと基本料金を合わせた額の安いランキングは、以下の通りです。
キャリア名 | 5分、10分かけ放題オプション | 5分、10分かけ放題オプション+プラン料金 |
---|---|---|
povo | 550円 | 550円 |
楽天モバイル | 0円 | 1,078円(2022年7月1日から) |
イオンモバイル | 550円 | 1,353円 |
IIJmio | 500円 | 1,358円 |
OCN モバイル ONE | 935円 | 1,485円 |
LINEMO | 550円 | 1,540円 |
短時間のかけ放題の安いキャリアについて、それぞれ説明します。
povo
povoは、基本料0円に、550円の5分かけ放題トッピングが利用できます。つまり合計550円で、5分かけ放題を利用できるという形です。
LINE通話などがメインで、通話を連絡程度しか使わないのであれば、povoが最も割安になります。
家族に対する連絡や学校や自治体に対する連絡等の利用で5分以内に通話が終わるのであれば、おすすめです。
ただし、カスタマーサポートなど5分を超えて通話をする場合には向いていません。5分を超過した場合には、30秒22円かかります。
楽天モバイル
5分、10分かけ放題が使えるおすすめのキャリア2つ目は、楽天モバイル です。楽天モバイルは3 GBまで1,078円で通話かけ放題です。
ただしRakuten Linkというアプリを使った場合に限ります。
povoと比べて 5分以上の通話が12分以上ある場合には、楽天モバイルが格安です。povoの場合、5分を超えた料金は1分間で44円なので、 (1,078 – 550) ÷ 44 = 12分になります。
また楽天モバイルにしておくと、通話時間に対するストレスがないというメリットもあります。
イオンモバイル
3番目におすすめのキャリアは、イオンモバイルです。
イオンモバイルは500 MBまで803円の月額料金に、5分かけ放題オプション550円を合わせて1,353円で利用できます。
500MBまでなのでWi-Fiを使うなど、あまりデータ通信をしない人にはおすすめです。
イオンモバイルは、au回線の場合には標準搭載の電話アプリから発信可能ですが、ドコモ回線の場合には専用のイオンのアプリが必要です。
電話番号は、そのまま使うことが可能です。
またイオンモバイルの場合には、5分を超えた場合でも30秒11円と格安なので安心です。
povoと比べて、5分以上の通話が、月に36分30秒以上の場合には、イオンモバイルのほうがおすすめです。
IIJmio
4番目のおすすめのキャリアはIIJmioです。IIJmioは、2GBまで月額850円の料金に、5分かけ放題のオプション500円を加えて1,350円で利用できます。
5分通話かけ放題の利用には、専用のみんふぉんダイヤルアプリが必要です。またIIJmioは、5分超過しても30秒11円と格安です。
イオンモバイルと似ていますが、データ容量がある程度ある場合には、IIJmioがおすすめです。
OCNモバイルONE
5番目のおすすめのキャリアはOCN モバイル ONE です。 OCNモバイルONEは、10分かけ放題オプションが935円で利用できます。
500MBまで月550円ですので、トータル1,485円で毎月10分までのかけ放題が実現できます。
そしてOCNモバイルONEの500MBプランには月10分相当の無料通話がついているため、10分かけ放題からその分超過しても安心です。
その他にはトップ3かけ放題というオプションがあります。935円でよくかける3つの電話番号に対してかけ放題になるというものです。
家族や恋人との電話をよくかける人にはおすすめです。また通常の通話料金は30秒11円ですので格安です。
通話のために、専用アプリも不要なため便利です。
LINEMO
6番目のおすすめキャリアは、LINEMOです。LINEMOは、5分かけ放題オプションが550円で利用でき、最低月額使用料と合わせて1.540円で実現可能です。
LINEMOの特徴としては、LINEでのトークや通話、ビデオ通話などが 通信量としてカウントされないため使い放題です。
家族や恋人などとLINEで通話することが多い方には、LINEMOがおすすめと言えるでしょう。
特定の人と長時間通話することが多い人向けのスマホ
特定の人と長時間通話することが多い人のおすすめのスマホは、楽天モバイル とOCN モバイル ONE です。
それぞれのキャリアの特徴について、説明します。
楽天モバイル
楽天モバイルは、3GB未満まで1,078円で通話し放題です。そのため特定の人と長時間話すような場合でも、月額1,078円までで通話し放題になるのです。
5分かけ放題、10分かけ放題のように時間制限があるわけではないので、安心して通話できます。
Rakuten Linkというアプリを使えば、相手がRakuten Linkであろうが、携帯電話だろうが、固定電話であろうが無料でかけ放題できます。
OCNモバイルONE
OCN モバイル ONE は、特定の人と長時間通話する人に向いているプランがあります。
それはトップ3かけ放題というオプションで月の通話料が多かった上位3つの番号を、自動的に無料にするというかけ放題プランです。オプション料金は、月額税込935円です。
4位以下の通話については、30秒あたり10円になります。
かけ放題を適用する電話番号の事前登録は不要で、月末時に料金が計算する際に、自動的に3つの番号が無料化されます。
ちなみに通話料の上位3番号は、月の途中で確認はできません。
またその他にかけ放題ダブルという国内通話20分かけ放題オプションを追加した形に、トップ3かけ放題も適用するというサービスがあります。
つまり通話の長い3つの電話先に対しては無料で、4位以下に対しても10分までは無料というものです。4位以下で10分超えた場合は、通話料30秒あたり10円になります。
かけ放題ダブルは、月額税抜1,300円で使用できます。
月70分までの通話という方におすすめの日本通信SIM
日本通信SIMというブランドの通話に関しておすすめのものがあります。日本通信SIMは、広告をしないためあまり知られていませんが、実は通話に関しておすすめのプランを持っています。
以下の2種類の音声通話SIMを、契約できます。
- 合理的20GBプラン 月20GBまでで、70分通話料無料
- 合理的かけほプラン 3GBまでで通話かけ放題
合理的20GBプラン
こちらのプランは、月額料金は20GBまでで2,178円。
20GBを超えても275円/1GBで追加できます。
Ahamoやpovoが20GBで2,728円から2,970円であることを考えると料金はかなりお得です。
通話が70分まで無料というのはかなり嬉しいプランです。そして通話アプリは、不要です。
超過分の通話料は、大手キャリアの半額程度で、30秒11円です。
合理的かけほプラン
通話料が無料のかけ放題プランとなっています。
合理的かけほプランは、データ容量の上限を設定できます。容量を超えても1GB 275円で追加できます。
3GBまでは2,728円です。3GBを超えた分は使った分だけ支払う仕組みです。
3種類の通話方式と通話品質で選ぶ
一般的なかけ放題プランの落とし穴として、プランによっては、通話品質が落ちることがあります。
格安SIMの通話は、以下の3種類あります。
- 通常の音声通話
- プレフィックス
- IP電話
通常の音声通話は、いつもの電話回線なので品質がとても良いです。一方で、プレフィックスは、少し安い電話回線を使っているため、若干通話品質が劣ります。
IP電話は、インターネット回線を使うため通話品質が悪いです。LINE電話のような感じです。
かけ放題のプランでは、プレフィックスやIP電話を使う場合があります。
プレフィックスとは、電話番号の頭に業者ごとに決めれた特定の番号をつけると、料金の安い回線を使えるというものです。
格安SIM業者は、通話料の負担をへらすために、プレフィックス通話が使えるアプリを提供しています。
アプリ無しで通話し放題できるキャリア
楽天モバイルなど通話し放題のプランを持っている会社の多くが専用アプリを使う必要があります。しかし専用アプリを使い忘れて、標準アプリで通話してしまうと高額な通話料がかかってしまうことがあります。
そこで初めからアプリなしでかけ放題になるおすめの格安スマホにしておけば、このような問題が避けられます。
専用アプリなしでかけ放題になるおすすめの格安SIMは、以下の通りです。
格安SIM | かけ放題月額料金(税込) | 時間制限ありの場合 |
---|---|---|
LINEMO | 1,650円 | (※1年間) 5分まで無料/回:0円 |
ahamo | 1,100円 | 5分まで無料/回:無料 |
mineo | 1,210円 | 10分まで無料/回:550円 |
OCN モバイル ONE | 1,430円 | 10分まで無料/回:935円、トップ3:935円 |
UQ mobile | 1,870円 | 10分まで無料/回:770円、60分/月:550円 |
ただし、私は楽天モバイルを使っていますが、専用アプリを使うのが習慣化されるので、標準アプリを間違って使うことはありません。
楽天モバイルの通話し放題を使っての感想
私は、楽天モバイルを使っています。現状、1,078円で通話し放題というのは、どの格安SIMよりも格安だと思います。
それでも、気になるのは、通話品質かと思います。 結論から言えば、楽天モバイルの通話品質はそこまで悪くはありません。
通話が途切れたり聞こえなくなったりという事は使い始めの2021年2月頃はありましたが、2022年6月現在はほとんどありません。
通話品質が悪く、「通話無料だからしょうがない」と思ったのはかなり昔の記憶です。
私は、通信環境はWi-Fiを使っているので、モバイル回線ではまた違うかもしれません。
通話の仕方によってキャリアを選ぶ
通話料の比較について、紹介してきました。通話の仕方によっておすすめのキャリアが変わってきます。
とにかくたくさん電話をかけるという人は、楽天モバイル がやはりおすすめです。
楽天モバイルは3GBまで1,078円で通話し放題と安いからです。
その他にOCN モバイル ONE やpovoなど5分かけ放題、10分かけ放題というオプションを使うという選択肢もあります。
しかし、楽天モバイルの時間制限なくかけられるというのは精神的ストレスがありません。
一方で70分まで無料という、日本通信SIMも選択肢の1つと言えるかもしれません。
楽天モバイルは安いのですが、電波がエリア内にもかからず入りが悪い場合があります。そのような場合には、電波改善の申し込みをしなければならず、手間がかかります。
その点、日本通信SIMなどであれば、不要な手間がなく快適に使えるかもしれません。
今回、紹介したスマホの通話料に関する情報をもとに、ご自身の通話スタイルに当てはめて選んでいってください。
楽天モバイルを実際に使った感想は、こちらです。
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